妊娠してから一番心配だったのが、陣痛の痛み。
- 下痢の百倍痛い
- 腰の骨が削れるような痛み
そんな話を聞く度にブルブル震えてました。
何を隠そう私はめちゃくちゃ怖がりで痛がりなんです。紙で指を切っただけでピーピー騒ぐようなやつなので…。
そんな私でも、無事に息子を出産することができました!
過去の私のように、陣痛が不安でしかたない初産婦の方にこの記事を読んで頂ければと思います。
陣痛の痛みを乗り越えるポイントも紹介しますので、是非ご参考にして下さいね♪
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目次
陣痛は生理痛のような子宮が収縮する痛み
陣痛の痛みは生理痛と同じ種類の痛みです。子宮が収縮して、お腹や背中全体をギューーッと締め付けられるような独特の痛み。
生理痛と同じような痛みだと思うと、少し安心しませんか?毎月の生理を通して出産の予行練習をしているようなものですね。
とはいえ、私のように生理痛はとても軽いよ、という方もいるかもしれません。そんな方も安心してください。陣痛の痛みは、いきなり激痛がきたりはしません。十何時間かけてジワジワと痛みが強くなっていくんですよ。
もちろん人それぞれですが、初産婦の場合は陣痛から出産まで12時間以上かかることが多いです。(私は17時間かかりました!)その間に少しずつ少しずつ痛みが強くなります。
それでは、次にお産はどんなふうに進んでくのか、陣痛のピークはいつ頃なのかを見ていきましょう。
お産の進み方と陣痛の痛みのピーク
陣痛を上手に乗り切るためには、お産の進み方を知ることが大切です。初産婦の場合、陣痛開始から子宮口が全開(10cm)になるまでに10~12時間はかかります。
お産のスタートは
- 破水
- 10分間隔の陣痛
このどちらか。もし破水からスタートした場合は、陣痛が起こるのを待つか、陣痛誘発をして進めます。陣痛は10分おきから5分おき…3分おき…というように間隔が徐々に短くなっていくんですよ。
ただ、安心してください!ずーーーっと痛いわけではなく、陣痛間隔が10分おきの際に痛いのは20~30秒ほど。
痛みが収まったら、次の陣痛までは仮眠をとったり軽食をとってエネルギーを蓄えることができます。
お産の進み方
時間 | 体の変化 | |
---|---|---|
第1期 | 10~12時間 | 月経痛くらいの痛みから。10分間隔になったらスタート。 |
強い月経痛のような痛みや腰痛が3~5分おきにやってくる。 | ||
子宮口7~8cm頃の陣痛は2~3分間隔。陣痛持続時間も1分前後と長くなる。 | ||
第2期 | 2~3時間 | 子宮口が全開して下腹部にしっかり力を込めてイキム。 |
赤ちゃんの頭が出たあとは、もう力をこめなくてOK。 | ||
第3期 | 15分~30分 | 赤ちゃんが出たあと、後陣痛が起こって胎盤が出る |
それでは、次に陣痛の痛みはいつがピークなのかを見ていきましょう。
陣痛の痛みのピーク
陣痛の痛みのピークは、子宮口7cm頃から全開(子宮口10cm)です。
私の場合、子宮口6cmの頃は陣痛の合間になんとか歩ける状態。それが子宮口8cmの頃になると痛みで声が出てしまう状態でした。
もう無理…
痛いよ~誰か代わって
なんて夫や母に何度もうったえてました。今から思うと本当に恥ずかしいですが、その時は辛くて辛くて…。
特に、子宮口7~8cm頃は、イキンではいけない時期。(ここでイキンでしまうと、子宮口が裂けてしまうこともあるので)イキンではいけないとはいえ、自分の意志とは関係なく子宮はイキモウとするのでイキミを逃すことが一番辛く大変でした。
陣痛の最中にベッドの柱をものすごい力で握りしめて、壊しそうになりました…。
イキミを逃すためにとても役立ったのがテニスボールです。「どういうこと?」って思いますよね。(笑)わたしもネットでテニスボールを使ったイキミ逃しの方法を読んでビックリしました。
出産当日までイマイチ理解できなかったのですが、テニスボールは本当に役立ちましたよ。子宮口7~8cm頃の陣痛は2~3分間隔。陣痛持続時間は1分前後と長くなるんです。
その1分間はイキンではいけないけれど、子宮が激しく収縮するので下半身が勝手にイキモウとする状態。説明するのは中々難しいのですが、下半身だけが別の生き物になったような感覚と言いますか…。その際に、肛門あたりをテニスボールでギューーッと抑えてもらうと、とても楽になるんです。
それでは次に陣痛の痛みを乗り越える際に注意したいポイントをご紹介しますね。
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陣痛の痛みを乗り越えるための8つのポイント
お産はとにかく長期戦です。早い人は数時間、遅い人では3日間かかったなんて人も!ですから、とにかく睡眠とエネルギー補給を優先してくださいね。
特に入院~出産までは痛みがひどくなるので、自宅にいる間にどれだけ体力を温存できるかがカギ。
ここからは陣痛の痛みを乗り越えるために大切なポイントをご紹介します。
出産前の準備
お産の流れを頭にいれておく
人間は未知のものに恐怖を抱くもの。お産がどういう流れで進むのかを頭にいれておくだけで、陣痛中もパニックを起こすことなく冷静でいられます。
⇒陣痛から出産までの時間ってどれくらい?初産の体験談を公開
陣痛アプリをダウンロードしておく
陣痛間隔が計れるアプリを入れておくのがオススメです。
当日は陣痛の痛みでそれどころではなくなるので、前もってダウンロードして使い方をマスターしておくのがいいですよ。
出産当日
深い呼吸
体は息を吐く時にリラックスしてゆるみます。リラックスすると子宮口も開きやすくなり、お産は順調に進むんです。
呼吸をすると言うと、吸うほうが大事だと思っていませんか?息を吸うよりも、吐くほうが大事なんですよ。しっかり息を吐き出すことで呼吸が深くなり、酸素をたっぷり吸うことができるので、赤ちゃんにも新鮮な酸素を送ることができます。
陣痛の痛みがきたら「フーッ」と息を吐く事に集中してみましょう。「目の前にあるロウソクの火を消さないように、少しずつ息を吐いていく」とイメージすると効果的ですよ。
腰などをさすってもらう
陣痛が始まったら、可能な限り夫や母に体をさすってもらいましょう。痛みが和らぎますよ^^
- 肩や腕
- 太もも
- 腰から背中
などが、さすってもらうのに効果的な部位です。
お腹や腰回り、足元を温める
腰にホッカイロを貼ると、痛みがかなり軽減されます。リラックスするとお産は進みやすくなるので、足湯で足元を温めるのもオススメの方法ですよ。
消化の良いものや糖分を摂る
陣痛の痛みは自分が思っている以上に体力を奪っていきます。陣痛が激しくなると食べる事は難しくなるので、陣痛の軽い間に消化の良いものをとりましょう。
- 果物
- うどん
- おにぎり
- サンドイッチ
- スポーツ飲料水
などがオススメです。
眠れる時にしっかり寝ておく
体力温存には睡眠も非常に大切です。陣痛間隔10分くらいの時は生理痛の痛み程度なので、この間にしっかり寝ておきましょう。
数分ウトウトすることを繰り返すだけでも十分体力を維持できます。
自分がリラックスできる方法を知っておく
気持ちがリラックスしていないと、いくら体を温めたり呼吸を整えても体はリラックスできません。
- 音楽を聴く
- おしゃべりする
- アロマでリフレッシュする
など、あなたがリラックスできる方法を知っておくことが大切です。
まとめ
それでは、今回お伝えした陣痛の痛みに関して、もう一度まとめておきましょう!
- 陣痛は生理痛のような子宮が収縮する痛みで、少しずつ痛みが強くなる。初産婦の場合は陣痛から出産まで12時間以上かかることが多い。
- 陣痛の痛みのピークは、子宮口7cm頃から全開(子宮口10cm)まで。
- 陣痛のピークはイキンではいけないけれど、イキミたくなる時期。陣痛の波がきたらテニスボールを肛門あたりに押し付けてもらう。
- 8つのポイントを抑えて、陣痛の痛みを乗り越える。◇出産前の準備
1.お産の流れを頭にいれておく
2.陣痛アプリをダウンロードしておく
◇出産当日
3.深い呼吸
4.腰などをさすってもらう
5.お腹や腰回り、足元を温める
6.消化の良いものや糖分を摂る
7.寝れる時にしっかり寝る
8.自分がリラックスできる方法を知る
陣痛という未知の痛みはとっても怖いですよね。でも大丈夫です!太古の昔から女性はこの痛みを乗り越えて出産をしていますから^^陣痛は必ず乗り越えられる痛みです!
と言い切ったものの、「でもでもでも…やっぱり怖いよ~。」そんな声が聞こえてきそうです。分かりますよ。私もそうでしたから。
そんなあなたに、お産の時に赤ちゃんがどれほど頑張ってくれるのかをお伝えしますね。
産道はとても狭くて複雑な形をしています。赤ちゃんは、産道の形に少しでも合うように、体を何回かひねって突き進むんです。おまけに、ずがい骨を重ね合わせて、大きい頭をできるだけ小さくする工夫まで!
あなただけが陣痛に耐えるのではありません。生まれようと、赤ちゃんも一緒にがんばってくれるんです。
そう考えると、少しお産を前向きに考えられませんか?陣痛の痛みに耐える度に、「赤ちゃんにもうすぐ会える…赤ちゃんも一緒にがんばってくれている」そう思いましょう。
そして…
産声を聞いた瞬間の感動といったら!赤ちゃんに会えた時の喜びは、それまでの苦しみを全て吹き飛ばしてくれましたよ。^-^
可愛い赤ちゃんに会うのを楽しみにして、陣痛を乗り切ってくださいね。