わたしは、息子が生後2ヶ月頃に混合育児から完ミ育児に切り替えました。その時に心配だったのが、「月々いくらかかるんだろう?」ということ。
過去のわたしのように、ミルク代がどれくらいかかるのか不安に思うママも多いと思います。
そこで、この記事では完ミの場合にかかるミルク代(月額・年額)について詳しくご紹介していきますね。ぜひ最後までご覧になってご参考にしてみてください。
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完ミのミルク代
- 1ヶ月:8千円~1万3千円
- 1年間:9万円~16万円
想像されていた金額より高かったでしょうか?
一年間で必要なミルクは約42,783gで、一缶(810g)とすると53缶も必要!
生後月齢(ヶ月) | 1回の調乳量(g) | 1日の授乳回数(回) | 1日の授乳量(g) | 日数 | 合計の授乳量(g) |
---|---|---|---|---|---|
~1/2 | 10.4g | 7 | 72.8g | 15日間 | 1,092g |
1/2~1 | 13g | 7 | 91 | 15日間 | 1,365g |
1~2 | 18.2g | 6 | 109.2 | 30日間 | 3,276g |
2~3 | 20.8g | 6 | 124.8 | 30日間 | 3,744g |
3~4 | 26g | 5 | 130 | 30日間 | 3,900g |
4~5 | 28.6g | 5 | 143 | 30日間 | 4,290g |
5~6 | 57.2g | 5 | 143 | 30日間 | 4,290g |
6~9 | 49.4g | 5 | 127.4 | 90日間 | 11,466g |
9~12 | 44.2g | 5 | 104 | 90日間 | 9,360g |
表の一番右の列、【合計の授乳量(g)】を合計すると…
42,783g(一年間の総授乳量)
例えば、「和光堂 レーベンスミルク はいはい」だと、一缶1,700円/810gなので
- 42,783g÷810g≒53缶
- 53缶×1,700円=90,100円
上記の表は、あくまで標準的な例なので、お子さんの性別や体格によっては多少前後すると思います。
我が家の息子は生後2ヶ月~1才まで完ミで育てました。一番安い「和光堂レーベンスミルク はいはい」を使用していましたが、一年間で10万円弱かかりましたよ(^^;
ミルクによって値段が違うワケ
最初にご紹介したように、完ミのミルク代の目安は下記の通り。
- 1ヶ月:8千円~1万3千円
- 1年間:9万円~16万円
金額に幅があるのは、ミルクによって値段がピンキリだからです。例えば、下記のような値段の違いがあります。
- 和光堂 レーベンスミルク はいはい:1,700円(一缶810g)
- 森永乳業 E赤ちゃん:3,000円 (一缶800g)
「なんで、こんなに違いがあるの?」と疑問に思われるかもしれません。この金額の差は、主に下記の二つが関係しています。
- 広告宣伝費
- アレルギー予防の成分
一つずつ、簡単にご紹介しますね。
1.広告宣伝費
森永・明治などの有名企業は、下記のような広告・宣伝にお金をかけます。
- 産院にサンプル品をおくる
- 育児情報の冊子を配布
- 妊婦さんへの指導員を派遣
なぜなら、産院で使用したミルクをお家で使い続けるママが多いからです。
反対に、雪印・和光堂などのミルクが安いのは、広告宣伝費にお金をかけていないためだと言われています。
2.アレルギー予防の成分
アレルギー予防用のペプチドミルクも値段が高いです。例えば、
- 森永の「E赤ちゃん」
- アイクレオの「ペプチドミルク」
が代表的な例。
これらのミルクは、赤ちゃんがアレルギーを発症しにくいように、通常のミルクよりもタンパク質を細かく分解しています。そのため、他のミルクと比べて値段が高いです。
粉ミルクは高い方がいいの?
粉ミルクは、高ければ良いというものではありません。日本で市販されている粉ミルクは、全て国の基準を満たしたものなので、安いミルクを選んでも品質に問題はありませんよ。
「粉ミルクを変えたら便秘や下痢になった…」という意見を聞くこともあるかもしれません。これはミルクの良し悪しではなく、たまたまそのミルクがその子に合っていなかったからかも…。
また、粉ミルクによって味が違います。よく言われる違いは…
- 甘い:「はいはい」「ほほえみ」
- 普通:「すこやか」「はぐくみ」
- 甘みが弱い:「バランスミルク」「ぴゅあ」
大事なのは、赤ちゃんが嫌がらないことです。「ミルクを変えてから赤ちゃんがあまり飲まなくなった」なんて場合は、元のミルクに戻してあげましょう。
ちなみに、息子の場合は産院で「雪印ビーンスターク すこやか」を飲んでいました。自宅に戻ってからは「和光堂レーベンスミルク はいはい」に変えましたが、嫌がらずに飲んでくれましたよ。
完ミは完母と比べてお金がかかるの?
完母のメリットとしてよく挙げられるのが、「お金がかからない」というもの。完母だとミルク代が不要なので、年間にして約9万円も浮く計算になります!
ただ、実際のところは完母でも意外にお金がかかります。ママの体で栄養たっぷりのお乳を作るので、とにかくお腹がすくしノドが渇くそうです。)
そのため、飲食代が産前に比べて増える可能性があります。添加物の少ない栄養たっぷりのご飯を食べる必要があるので、食材にも気を使いますしね…。
また、母乳育児だと下記のお金もかかるかもしれません。
- マッサージ
- 授乳服
- ハーブティー
お乳の出が悪い場合は、「母乳マッサージで月々2万円近くかかっている」という話も聞きます。
最後に
完ミの場合にかかるミルク代の目安は下記の通りです。
- 1ヶ月:8千円~1万3千円
- 1年間:9万円~16万円
どのミルクを選ぶかで金額が大きくかわります。どのミルクにするかは慎重に選んでみてくださいね。
わたしは母乳の出が悪く、息子が生後2ヶ月頃から完ミに切り替えました。当時は「母乳でなければ」と思っていたので、完ミ育児になってしまい劣等感と悲しみでいっぱいに…。
そして、何よりミルク代がかかるのでへこみました(^^; 「母乳の出が良かったらミルク代はかからないのに…」って思ってましたよ。
でも、よっぽどお乳の出が良いママ以外は、みんな何かしら母乳の悩みを抱えていたりします。完母育児でも意外にお金がかかりますし…。ミルク代が必要なのは、たった1年。どうぞ、気を落とさないでくださいね。