息子が生後2ヶ月の頃、混合育児から完全ミルクに切り替えるべきか悩んでいました。母乳のメリットを色々聞いていたので、できれば息子を母乳で育てたかったんです。
その時、ふと気になったのは「他のママはどんな理由で完全ミルクにしたのかな?」という事。そして、ネットで他のママの体験談を読ませて頂き、とても参考になりました。どのママも完全ミルクに切り替えるまでに色んな葛藤を乗り越えていたんです。
当時の私のように、完全ミルクにしようか迷っているアナタのために…
- 完全ミルク育児に切り替える様々な理由
- 私の体験談と当時の心境
- 完全ミルク育児のメリット・デメリット
この3つについてご紹介していきます。ぜひご覧になって参考にしてみてくださいね^^
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目次
完全ミルク育児にした理由はママによって様々
多くのママが完全母乳で赤ちゃんを育てたいと思っていますが、現実には様々な理由から完全ミルク育児をせざるおえない場合があります。
代表的なのは、母乳の量が少ない又はほとんど出ない場合。私もまさにこのタイプでした。それ以外にも、例えば…
- 薬の服用
- 陥没乳頭
- 仕事に早く復帰
- 赤ちゃんに吸う力が無い
- アトピーや敏感肌で乳首が切れやすい
といった理由があります。母乳がたくさん出ても、上記のような理由から泣く泣く完母育児を諦めるママも…。
私の経験談と当時の心境
産後、生まれたての小さい息子が一生懸命おっぱいを吸う姿が可愛らしくて、「ママになったんだな~」なんてシミジミと喜んでたんです。
入院中は乳首をつまむとジワッと母乳が出てくる程度で、シャーッと噴き出すことは無かった。でも、「最初はあまり出ないっていうし、頻回授乳していたらそのうち出るよね~」なんて楽観的に考えていました。
一週間経っても二週間経っても母乳の量は増えず、息子が生後二ヶ月頃には私の出ないおっぱいを嫌がって授乳の時間に泣くようになってしまったんです…。
いつしか幸せな授乳の時間がとても辛い時間になっていました。今から思えば息子はお腹を空かせて泣いていたのに、私の事を拒絶しているように感じて本当に辛かったです。
「もうちょっと頑張ればいっぱい出るようになるかもしれない。今諦めていいの?」ってそんな思いがグルグル頭を巡っていました。
悩みに悩んで出した結論は、混合から完全ミルクに切り替えるという事。母乳母乳ってこだわっていたのは私だけで、息子にとってはお腹がいっぱいになれたら母乳でもミルクでも良かったんです。完全にミルクだけにしたら母乳とミルクの混合よりもうんと楽でした。例えば…
- 胸が蒸れない
- 乳首がヒリヒリしない
- 授乳時間の短縮
など。
それに、グビグビと哺乳瓶でミルクを飲む息子の姿が可愛くて…。飲み干した後の幸せそうな顔を見て、私も幸せな気持ちになりました*^^*授乳の度に泣かれることが無くなって、私も精神的に安定しましたよ。
「母乳外来に通ったことで完母育児ができるようになった」という体験談も聞いていましたが、
- 時間がかかる
- お金がかかる
- 嫌な事を言われるかも
といった理由から私は行きませんでした。ただ、バランスの良い食事をとったりおっぱいマッサージをするなど、自分で出来ることは全て試してみたので後悔はありません。
ママ友や義母の言葉
完全ミルクにしてから数ヶ月はモヤモヤする事もありました。例えば、完母育児をしているママたちが…
「胸が張って辛い」
「おっぱいがシャーッって吹き出る」
なんて話している時や、赤ちゃんにおっぱいをあげている姿を見た時。それに、義母が家に遊びに来た時にミルクの話になって、「母乳のほうがいいんだろうけどね…」なんて言われた時。
ママ友も義母も悪気は無いのに、勝手に落ち込んで傷ついていました。その頃は産後2~4ヶ月で、まだまだ心身共に不安定な時期だったので過剰に反応してしまったのかもしれません。
クヨクヨしていた私も、今ではスッカリ育児を楽しんでいますよ^^息子が生後11ヶ月になり、栄養のほとんどは離乳食(三回食)からとっていて、そろそろミルクを卒業します。今、私が感じている&世間で言われているミルク育児のメリット・デメリットをご紹介していきますね。
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完全ミルク育児のメリット・デメリット
下記の表にまとめてみました。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
完全ミルク | ・預けて外出し易い ・好きな物が食べられる ・夜まとめて寝てくれる ・ママ以外の人も授乳できる ・貧血などの体調不良に悩むことが無い ・自分で哺乳瓶を持って飲むようになるので楽 ・どこでも授乳できる ・飲んだ量が分かる |
・子宮復古が遅れる ・夜間の授乳が大変 ・お金がかかる ・哺乳瓶の消毒が面倒 ・外出時に荷物が多くなる ・赤ちゃんに免疫がつきにくい |
ミルク育児にはメリットがたくさん!一つずつご紹介していきますね。
ミルク育児のメリット
誰でも授乳できるので、赤ちゃんを預けて外出できます。私は、息子が生後1ヶ月頃から、週に一度は夫に預けてランチに行っていました^^
母乳をあげていると、辛い食べ物・乳製品・お酒を控えるなどの食事制限があります。ミルク育児の場合は気にせず好きな物が食べられますよ。
ミルクは腹持ちが良いので、赤ちゃんが夜中にまとめて寝てくれることが多いです。息子も生後1ヶ月頃からまとめて寝てくれるようになり、生後3ヶ月頃からは6時間以上続けて寝てくれました。
ミルクだとママ以外の人もあげられるので、ママの負担が軽くなります。
母乳はママの血液を元にして作られているので、授乳中は貧血になり易いです。
息子の場合、生後5ヶ月くらいから自分で哺乳瓶を持てるようになりました。その時はとても感動しましたよ!
授乳室を探さなくても、調乳セットさえあればどこでも授乳ができます。
母乳だと赤ちゃんがどれだけ飲んだのか分かりにくいですが、ミルクの場合は一目瞭然です。
ミルク育児には、残念ながらデメリットもあります…。一つずつご紹介していきますね。
ミルク育児のデメリット
赤ちゃんがおっぱいを吸うことで子宮の収縮が進みます。そのため、ミルク育児の場合は子宮の復古が遅れがちです。
母乳の場合は’添い乳’と言って、ママが寝ながら赤ちゃんにおっぱいをあげることができます。反対に、ミルク育児の場合は起き上がってミルクを作る必要があるので体に負担がかかります。
ミルク育児の最大のデメリットはお金がかかる事!ミルクだけでも7千円~1万円/月かかります。完母の場合はお腹が空くので食費がかかると言いますが、ミルク育児の方がお金はかかると思います。
特に新生児の頃は7回以上ミルクをあげるので、その度に消毒するのは少し手間です。
お出かけの度に調乳セットを持ち歩くのが結構大変。離乳食セット+調乳セットを持ち歩くとなると大荷物です(^^;
私の息子は生後11ヶ月の今まで高熱を出したり病気になったことが無いのでこれは実感していません。生後2ヶ月頃まで母乳をあげていたので、その時に私の免疫がついたのかなと思っています。
最後に
完全ミルクにする理由は…
- 母乳が出にくい体質
- 薬の服用
- 陥没乳頭
- 仕事に早く復帰
- 赤ちゃんに吸う力が無い
- アトピーや敏感肌で乳首が切れやすい
など、ママによって違います。母乳をあげられないのはアナタの努力不足のせいじゃありません。だから、ご自身を責めないでくださいね!
私は混合から完全ミルクに切り替えた時、クヨクヨと悩んだり心が沈むこともありましたよ。でも、徐々に「ミルクで育てたってママ失格じゃない!」って思うようになりました。それに、生後半年からは離乳食も始まり、悩みの種は離乳食に…(^^;
1才過ぎて卒乳をすれば、ミルクや母乳の事は話題にのぼらなくなりますよ♪ 今はまだ悩んだりすることもあるかもしれませんが、一番大切なのはママがハッピーな気持ちで育児をすること!そのために最善の方法を選んでくださいね^^