端午の節句

初節句の兜に込められた意味とは?その歴史を紐解いてみよう!

息子が生まれて初めての節句が近づいてきました。「節句でを飾る意味って何なのかな?」と気になったので調べてみることに!

日本の歴史が大好きな歴女(?)の私は兜の由来にすっかり引き込まれてしまいました。

 

この記事では下記の2点についてご紹介していきます。

  • 兜の意味
  • 兜を購入する場合としない場合
「節句で兜を何で飾るの?どんな歴史があるの?」と気になっている方は、是非この記事をご参考にしてくださいね。

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五月の節句に兜を飾る意味

kabuto
photo by David Pursehouse Kabuto

 

兜は五月人形の一種です。

五月人形とは男子の誕生を祝うとともに、健やかに成長するようにとの願いを込めて端午の節句(5月5日)に飾る人形のことで、
  • 兜飾り
  • 鎧飾り
  • 子供大将飾り
などの種類があります。

 

「五月人形には、元々どんな意味が込められていたんだろう?」って気になりますよね。

鎌倉・室町時代武家では五月の節句に屋外には旗印、座敷には兜や鎧などの武具を飾っていました。これは梅雨入り前に、武具類の手入れを行うためです。

 

この武士の風習を江戸時代町人がまねて、男子誕生の祝いとして端午の節句に武具類(作り物)を家の前に飾るようになったのが五月人形の始まりです。

 


 

屋外に飾る兜のてっぺんには神が降りる際の目印になるように人形を乗せました。この兜には
  • 厄災の身代わり
  • 神を招き寄せるための依代(よりしろ)
  • 神が訪れたことを人々に示す
といった意味があり、人形には「魔をはらうための勇ましさ」が求められました。そのため、「牛若丸と弁慶の戦い」「義経の活躍した屋久島の戦い」といった合戦をテーマにして作られていたそうです。

 

17世紀中頃の太平の時代に入ると、兜の上に飾られていた人形が独立して飾られるようになりました。これが五月人形の始まりだと言われています。

兜から独立した五月人形は次第に華美になり、鑑賞目的の工芸品として発展していきました。かつては牛若丸などの勇者が活躍する場面を人形にしていたのに、人気役者を人形にするようになっていったのです。

 

18世紀中頃には等身大の人形が現れるなど、ますます華美になっていきます。18世紀後半には屋外に人形を飾る一方で、兜や武具類を屋内に飾るようにもなります。

そして、いつしか家の奥まった座敷に飾って、家族や親類など身近な人だけで楽しむようになりました。

「なぜ家の外から内に飾るようになったの?」と思いますよね。

これは下記の理由からです。
  • 度重なる家事
  • 成金趣味の落ち着き
  • 1789年からの禁令
18世紀後半には庶民が絹織物や華美な衣装を着て贅沢(ぜいたく)をするようになり、幕府は度々禁令を出しました。その中で江戸っ子には「粋(いき)」という美意識が生まれます。(一見地味な柄や色の服を着ているけど、裏地にはお金をかけて派手な色味を使うなど。)

この美意識が五月人形にも反映されていったんです。

 

参考図書「子供を祝う端午の節句と雛祭り」是澤 博昭著

 

次の章では五月人形を購入する場合の気になるポイントについてご紹介していきます。

買う場合

兜を購入する場合、一般的に誰がどこで買うのかをご紹介します。

兜はいつまでに買うべき?

五月人形は3月上旬には店舗での販売が始まります。また、3月20日の春分の日を過ぎたら飾ることができるので、3月中旬頃までに購入するのがいいですよ。

兜は誰が買うべき?

基本的に誰が購入するのか決まりはありません。(お住まいの地域によっては決まっている所もあります。)
  • 購入しない
  • 両家で折半する
  • 外飾りは夫側で内飾りは妻側
  • 卓上飾りを自分達で購入する
など、家庭によって異なりますので、正解はありません。ちなみに我が家の場合は購入せずに手作りしようと思っています。^^

兜はどこで買うべき?

  • 人形専門店
  • 大型スーパー
  • 百貨店
  • ネット
など、様々な所で販売されています。

 

購入前には下記の確認をしてくださいね。
  • 予算を決める
  • 人形の種類を決める
  • 飾る場所の確認(寸法を測る)
お店に見に行くと人形の量に圧倒されます…。しかも、お家に持って帰ると思いのほか大きく感じることも。ですので、どれくらいの「大きさ」の飾りを購入するのか決めてから出かけてくださいね。

兜の相場はどれくらい?

10万円~20万円が相場です。ただし、兜飾りの値段はピンからキリまで!ミニチュアサイズだと千円くらいで購入できたりします。^^

 

では次に、兜を買わない場合の気になる点について見ていきましょう♪

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買わない場合

兜のお下がりや手作りについてご紹介します。

兜はお下がりでもいいの?

パパやお兄ちゃんの兜がある場合、「買わなくてもいいんじゃないの?」と思うかもしれません。

でも、できればお下がりは止めた方がいいと言われています。というのも、五月人形はその人の厄まで受け継ぐと言われているんです。ですので、「息子に厄が引き継がれてしまったら…。」と心配な場合は止めておきましょう。

とはいえ、私の周りでは「パパの兜を息子に譲ったよ~。」なんて話も聞きますので、そこまで心配しなくてもいいかもしれませんね。

 

兜を手作りしちゃおう

両家からの援助が無い場合、「数万円も出して購入する価値があるのか…。」と思ってしまいますよね。そんな場合は折り紙や新聞で手作りするのもいいですよ!

我が家では、兜と鯉のぼりを手作りしましたよ。^^

 

 

下記の記事で手作り兜と鯉のぼりの作り方をご紹介しています。是非ご覧ください♪

手作り鯉のぼりの作り方って?身近な材料で簡単に作れたよ!
【折り紙】兜の作り方って?サクッと2種類作れたよ!

 

まとめ

それではこの記事をまとめますね。
  • 鎌倉時代に武士が武具類を屋外に飾る風習があった。
  • 江戸時代に町人が武士をまねて、男子誕生の祝いとして兜などを家の前に飾り始めたのが五月人形の始まり。この兜には「厄災の身代わり」「神が降りる際の目印」といった意味がありました。
  • 江戸時代中頃には五月人形は華美になり、鑑賞目的の飾りになっていきます。
 

乳児の死亡率が現代とは比べ物にならないほど高かった江戸時代には、兜を飾って厄災をはらおうと考えたんですね。現代では、五月人形を飾るのは「日本の古き良き伝統文化を受け継ぐ」という意味が大きいのかなと個人的には思っています。

私は昔ながらの建物が大好きなので、立派な五月人形を飾れるような日本家屋に住みたいのですが、現実では厳しいですね…(泣)。

 

現代では五月人形を購入しない家もありますし、購入しても保管し易いコンパクトサイズが主流になっています。

一番大切なのは昔から変わらない親が子を思う気持ち。兜を購入してもしなくても、息子にしっかり愛情を注いで育てたいなと思っています。^^

 

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